東海道五十三次 歩きました。

2015年秋 お江戸・日本橋から歩き始め、2016年秋 京・三条大橋まで踏破しました。

59. 大鳥居 興味の矛先向かふとも…

さて、神社の境内に鎮座する大きなサッカーボールを見納めて、先に進みましょう。 巴川 (ともえがわ) を渡り、ここから先は未踏の地。一歩一歩、踏みしめます。この川に架かるのは稚児橋 (ちごばし) といい、徳川家康の命(めい) により架けられたものだとか…

58.《今昔比較》江尻

東海道五拾三次之内江尻 ( えじり ) - 三保遠望 -〈 江戸より18番目の宿場 〉 手前の清水湊 (しみずみなと) から中程の三保松原、さらに遠景は駿河湾。広大な景色が描かれています。 2016/1/4 (月)遥かなる駿河の海を望みます。

57. いま、ふたたび。

年改まり早々に、再び一石二鳥旅。雪降る故郷を後にして、18きっぷで駿州へ。 ----------2016年1月4日 (月)第11日目 お正月 三が日も終わりました。 暗闇に眠る故郷を静かに出発して6時間強、静岡県のJR清水駅に降り立ったのは午前11時過ぎのことです。 東海…

56.《今昔比較》奥津 (興津)

東海道五拾三次之内奥津 ( おきつ ) - 興津川 -〈 江戸より17番目の宿場 〉 かつての東海道には橋が架けられていない川が多くあり、ここ興津川は 徒歩渡し (かちわたし) でした。川越し人足たちが2人の相撲取りを駕籠と馬に乗せて、川を渡る様子が描かれてい…

55.《今昔比較》由井 (由比)

東海道五拾三次之内由井 ( ゆい ) - 薩埵嶺 -〈 江戸より16番目の宿場 〉 画面左上から右下にかけての対角線と平行して 松の木々・峠の坂道 (左上)・岩 (中央下) の傾斜が描かれており、画面全体に動きが出ています。薩埵峠を行き交う人々は、突如として現れ…

54. 列車が通過するお寺

富士山の姿を心ゆくまで目に焼き付けながら青く澄んだ空のように晴れ晴れとした気分で薩埵峠を越え、次なる宿場「興津 (おきつ)」に入ります。 このあたりは交通量の多い国道で、昔の街道の面影を探すのは困難です。 そんな中、興味深いお寺の前を通りかかり…

53.「薩埵峠」

由比宿を過ぎ、寺尾・倉沢という地区の静かな街道を歩いて行きます。 そして眼前に現れた急坂を登って行くと、 左手に駿河湾が広がります。とっても開放的! みかんの木 に 静岡らしさ を感じながら後ろを振り返ると、 富士山がこちらを見ています。 心を弾…

52. 年の瀬迫る由比の宿場をゆく

これは好機です。年末に我が故郷へ帰省する際、東海道新幹線を利用せず 各停列車で参りましょう。途中下車して「東海道五十三次」を歩けば 一石二鳥2つの目的を同時に果たすことができ 旅費も抑えられます。 2016年の足音を間近に聞きながら東海道歩き 第10…

51.《今昔比較》蒲原

東海道五拾三次之内蒲原 ( かんばら ) - 夜之雪 -〈 江戸より15番目の宿場 〉 山も宿場も深い雪に覆われ、静寂の中を3人の旅人が 足跡を残しながら歩いて行きます。蒲原夜之雪 は、55枚の浮世絵の中で唯一 雪の情景が描かれており 名作と称されています。 し…

50.《今昔比較》吉原

東海道五拾三次之内吉原 ( よしわら ) - 左富士 -〈 江戸より14番目の宿場 〉 " 左富士 " と呼ばれる街道の名勝です。曲がりくねった道を行く旅人や馬の姿が描かれており、富士山は松並木の間から左側に姿を見せています。 2015年12月26日 (土)工場や住宅が…

49. 富士山を独り占め - 御殿山さくらつりばし

蒲原 (かんばら) は、"東海道五十三次の旅" において 非常に思い出深い場所の1つとなりました。 ----------東名高速道路を渡り 富士市から静岡市に入ります。住宅地の坂道を勢いよく下って行くと そこは「蒲原宿」の東木戸 (ひがしきど)、宿場の江戸側の出入…

48. 富士市・富士山・富士川

青い空 と 白い山。ささやかに交わす挨拶。浮き立つ心、軽やかな足取り。 時は平成、27年12月26日 正午。処は駿河、吉原 (よしわら) と 蒲原 (かんばら) の間にて。 本日は いつでも富士が すぐそこに。 ほどなくして、広々とした土手に出ます。" 雁堤 (かり…

47. 冬晴れの東海道、富士は右にも左にも。

年の瀬迫る 2015年12月26日 (土)AM9:30 JR吉原駅からスタートします。 前回 (12月20日) は 駅の南口から入り、帰途につきました。今回は 駅の北口から出て、東西に走る東海道本線の線路を横断します。 この辺りは「元吉原」と呼ばれ、以前はここに " 吉原宿 …

46.《今昔比較》原

東海道五拾三次之内原 ( はら ) - 朝之富士 -〈 江戸より13番目の宿場 〉 朝焼けの空が 画面上の赤い線で表されており、富士は朝日に照らされ 山頂が枠から突き出すほどの大きさで描かれています。浮島ヶ原から見える美しい景色に旅人は足を止め 振り返って…

45.《今昔比較》沼津

東海道五拾三次之内沼津 ( ぬまづ ) - 黄昏図 -〈 江戸より12番目の宿場 〉 夕方、黄昏時。月に照らされ静寂に包まれた狩野川沿いの道を、宿場に向けて足早に進む旅人たちの姿が描かれています。 2015年12月20日 (日)逆光で暗い写真になりましたが、このとき…

44.《今昔比較》三島

東海道五拾三次之内三島 ( みしま ) - 朝霧 -〈 江戸より11番目の宿場 〉 朝霧の中、宿場を旅立つ人たちが描かれています。三嶋大社の鳥居が霧でかすんで見える様子が、シルエットとして描かれ表現されています。 2015年12月20日 (日)前回 (12月12日) 箱根を…

43. 田子の浦に うち出でたなら

沼津の「千本松原」を過ぎ、本日のゴール地点と定めた吉原駅まで JRの駅 4つ分を ひたすら真っすぐ歩きます。 民家が建ち並ぶ 道幅の狭い旧東海道を歩きながら、自分が生まれ育った町に思いを馳せます。 私の故郷は 東海道沿いではありませんが、小学校の前…

42. 富士の姿を追い求め…

三嶋大社を参拝し、新たな気持ちで次なる一歩を踏み出したのは 2015年12月20日のことでした。そしてちょうど1年後の今、このブログを記しています。 時は過ぎゆくものですが旅の記憶は 時空を超えて、まるで昨日のことのように思い起こされます。 ----------…

41. 第2ステージ 新たな1歩

応募券を切り取って 葉書に3枚貼り付けます。郵便ポストの前に立ち「よろしゅう、おたのもうします。」 ----------話は、2016年秋の京都・三条大橋から1年前 (2015年) の静岡・三島まで遡ります。 箱根を越える以前は、「前回歩き終えた地点」まで 通常の乗…

40. ◇ 暮らしの中にも東海道

東海道五十三次 " 完歩 " の余韻を残しながら、" かんぽ " 生命ではなく " ゆうちょ " 銀行に用事があり 郵便局に足を運んだときの話です。 窓口には様々なお知らせや商品が掲示されています。 そのとき、目に留まりました。記念切手「東海道五十三次」の案…

39. ◇ ブログタイトル変更のお知らせ

さて、話は大きく飛躍しますが… 本日 (2016年11月6日) 16時30分東海道五十三次を踏破しました。 東京・日本橋から京都・三条大橋まで全長 約500kmに及ぶ旅路でした。 2015年10月18日から休日を利用して少しずつ歩みを進め、全24日間にわたる行程でした。 今…

38.《今昔比較》箱根

東海道五拾三次之内箱根 ( はこね ) - 湖水図 -〈 江戸より10番目の宿場 〉 色彩豊かな険しい山が画面の中央にそびえ、急な坂道を大名行列が下っていきます。芦ノ湖の彼方に山々を見渡すことができ、真っ白に雪化粧した富士山が描かれています。 2015年12月5…

37. 幾多の苦難を乗り越えて、次なる宿場へ。

日は次第に西に傾き ひんやりとした空気が身体を包みます。 箱根の山を抜け 畑の広がる集落が見えてきました。 「笹原一里塚」を過ぎると、とても急な坂が待ち構えています。坂の名前は「下長坂 (しもながさか)」別名「こわめし坂」このあたりの坂が 非常に…

36. 窮地に立たされてこそ

今、大変な苦境に追い込まれています。大切な1枚の地図を どこかで落としてしまいました。 頭の中は真っ白になり、目の前は真っ暗です。けれど このまま立ち止まっていても始まらない、引き返して地図を探そう… 暗い気持ちで向き直り、重い足取りで今来た道…

35. 試練は続く いつまでも

箱根山中、決死の思いで道路を横断しました。ああ、無事に渡れて良かった… しかし ここで気を緩め 安堵した様子を見せてはいけません。まるで何事も無かったかのように歩を進めます。 目指す方角は こちらで合っているはず。もう地図は見ません。 暑い…心拍…

34. 寿命が縮む箱根越え

富士山を望み 心奪われ すっかり芦ノ湖に長居してしまった私は、心のどこかで残りの四里を甘く見ていたのかもしれません。あとは下るだけだから、と。 ここで、計算をしてみます。大人が歩く速さは1時間に1里 (4km) 。もうすぐ冬至、16時30分には日が沈むこ…

33. 芦ノ湖と富士山に魅せられて

箱根の山を登り 芦ノ湖で感慨深く夕暮れの空を見上げたのは ちょうど1週間前のことでした。今日、「箱根八里」を完歩します。 ----------2015年12月12日 (土)第7日目朝8時、小田原駅から「元箱根」行きのバスに乗り込みます。このところ数回、小田原駅のお世…

32. 天下の険 ひとまず四里

日の入りまで あと5時間。資料館を後にして、まずは早雲寺 (そううんじ) でお参りします。小田原北条五代の菩提寺です。 それから15分ほど歩いて行くと、「箱根旧街道」入口に差し掛かります。箱根の山道は急坂で滑りやすいので 歩きやすいよう竹が敷き詰め…

31. 旅のお供にミニわらじ

東海道五十三次を歩き始めた当初、ひとまず小田原までは難無く行けるだろう と気楽に構えていました。小田原の先、東海道最難関の箱根越えについては そのときが来たら考えればよい、と。 気づけば「そのとき」が到来していました。 箱根、越えるの? 越えな…

30. 参考資料の紹介

ここで、東海道五十三次を歩くにあたり 参考にした資料を記します。 ◆ 書籍は次の2冊です。 「広重と歩こう 東海道五十三次」 (アートセレクション / 小学館)歌川広重の浮世絵55枚 & 解説・江戸時代の旅について・現代の宿場の様子 などが収録されています。…