東海道五十三次 歩きました。

2015年秋 お江戸・日本橋から歩き始め、2016年秋 京・三条大橋まで踏破しました。

10. お江戸日本橋六つ立ち

そういうわけで、「いつか歩いてみたい」と思い始めた東海道五十三次
その「いつか」は2015年10月に訪れます。

様々な観点から東海道に興味を惹かれ 思いを巡らせてきましたが。

実際に歩いてみなければ分からないことが、きっとある。
ともかく歩いてみないことには気が済まない。
もう、歩かずにはいられない。

思い立ったが吉日です。
ひとまず、お江戸・日本橋から歩き始めてみよう。
あれこれ考えるのは それからです。

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2015年10月18日 (日) 早朝6時
日本橋にやって来ました。
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まだ薄暗く、人や車の往来は まばらです。

「お江戸日本橋七つ立ち」
(参勤交代の大名行列日本橋を明け方4時に出発)
と歌にありますので、東海道を旅する者として 6時 (明け六つ) 出発では遅いくらいです。

箱根駅伝 復路の中継でもお馴染みの「日本橋」。
江戸時代に五街道 (東海道中山道日光街道奥州街道甲州街道) の起点とされ、魚河岸もあり 江戸の中心地として非常な賑わいだったようです。

「それでは これより、東海道五十三次歩き を開始いたします!」
(ファンファーレ)

… というほどの仰々しさは無く、ひっそりとスタートします。

まず、国道15号 (中央通り) を歩いて行きます。

… おや?
東海道国道1号」だと思っていましたが。
そうとも限らないようです。

道路の変遷により 様々に経緯がありそうですが、この旅の目的は「かつての東海道」を歩くことにありますので、現在 国道何号であろうとも さほど気にしないことにします。

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開店前のお店のシャッターに描かれている「日本橋」を眺め 気持ちが高まります。

京橋を過ぎ、銀座を通ります。
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早朝の街の静けさも良いものです。
まだ日本橋から2kmです。

新橋でJRのガードをくぐり、国道15号 (第一京浜) を歩き進みます。

途中「芝大神宮」に立ち寄ります。
かつて武将たちが戦勝を祈願し、江戸時代には旅人が道中の無事を祈願したとか。
私も これから続く旅の安全を祈願します。

芝大神宮と近接して、徳川家の菩提寺「増上寺」がありますが、
以前 訪れたことがあるので 今回は先を急ぎます。

そして浜松町駅を過ぎ、田町駅の手前に「西郷隆盛勝海舟 会見の地」石碑があります。
慶応4年 (1868年) 3月14日 : 幕末の戊辰戦争において、かつて薩摩藩邸のあった この地で 両名の会談が行われ、新政府軍による江戸城への総攻撃は中止・無血開城となりました。
現在は埋め立てられ 海まで遠くなっていますが、当時 この付近は海に隣接していたようです。

やがて「高輪大木戸跡 (たかなわおおきどあと)」を通過します。
ここは江戸の出入口であり、旅人を見送る人とも お別れです。

「高輪 夜明けて提灯消す」
現在、朝8時。
曇り空ですが とうに夜は明けています。
江戸の町を後にして、京への長い旅路に就きます。