東海道五十三次 歩きました。

2015年秋 お江戸・日本橋から歩き始め、2016年秋 京・三条大橋まで踏破しました。

31. 旅のお供にミニわらじ

東海道五十三次を歩き始めた当初、ひとまず小田原までは難無く行けるだろう と気楽に構えていました。
小田原の先、東海道最難関の箱根越えについては そのときが来たら考えればよい、と。

気づけば「そのとき」が到来していました。

箱根、越えるの? 越えないの?
もちろん、越えます。

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2015年12月5日 (土) 師走、私歩。
第6日目 AM7:30
小田原駅前にある 北条早雲 (後北条氏 初代当主) の銅像に挨拶をします。

前回まで5日間かけて、江戸 日本橋から80km以上 歩いてきました。
箱根はもう、すぐそこです。

小田原宿から箱根宿までの上り坂 (東坂) 4里と 箱根宿から三島宿までの下り坂 (西坂) 4里、合わせて8里 (32km) に及ぶ難関に 2日間かけて挑みます。

小田原駅から歩くこと1時間半。
箱根登山鉄道箱根湯本駅から程近く、早川に架かる三枚橋を渡ります。
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本日も晴天なり。
山があり 川があり 赤い電車が走る風景に心癒され、箱根までやって来た満足感をかみしめます。

橋を渡って「箱根町立郷土資料館」に立ち寄り、箱根の歴史や温泉などについて学びます。
そして この資料館で興味を惹かれたのが、体験コーナーでの「ミニわらじ作り」。
わらじは江戸時代の旅人にとって必需品です。
これは是非とも作ってみたい。
作り方の説明書きと材料が設置された一角で、おもむろに作業を始めます。
館内に他のお客さんの姿は無く、静まり返っています。

黙々と編み続けること30分。
コツをつかむまで少々苦戦し、完成まで もう少し時間がかかりそうです。
しかし折角なので仕上げてから持ち帰ろう、と思った矢先。

集団が入ってくる気配がしました。
引率の先生 (保護者) が十数名の小学生を連れて 館内をまわっています。
社会科見学といったところでしょうか。

先生の解説に熱心に耳を傾ける子どもたち。
部屋の片隅で黙々とわらじを編む物好きな大人。

この構図に いたたまれない気持ちになったので、製作を中断し資料館を後にします。

時刻は11時。
これはいけない、今から箱根の山を登るのです。
寄り道している場合ではありません。

箱根山中、途中で日暮れを迎えるわけにはいかないのです。
冬至を目前に控え 日が短くなってきており、歩ける時間は限られています。
本日、私に残されたのは あと5時間… 。

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志半ばで断念したミニわらじ作り。
家に持ち帰り、後日 完成させましたが…
独自のセンス溢れる作品に仕上がってしまったので、写真は掲載できかねます。

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《 本日の気になる1枚 》

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老舗の商家、薬とお菓子の「ういろう」さん。
お城のような外観です。
小田原城からすぐのところに建っています。